『クワイエット・プレイス』の感想。ポテチ禁止!夜中に見る映画を探してる人におすすめです。

こんにちは!町山智浩さんが2018年5月8日放送のTBSラジオ「たまむすび」で紹介していた「クワイエット・プレイス」の感想を書いていきます。

いったい地球で何が起こっているのか?!手に汗握るホラー映画です。

 

『クワイエット・プレイス』のあらすじ・出演者情報

2018年公開の「クワイエット・プレイス」。脚本はブライアン・ウッズ、スコット・ベック、ジョン・クラシンスキー、監督はジョン・クラシンスキーです。
「プラダを着た悪魔」や「メリー・ポピンズ リターンズ」に出演したエミリー・ブラントと、彼女の夫で俳優でもあるジョン・クラシンスキーが夫婦共演を果たしています。

登場人物

  • イヴリン・アボット – エミリー・ブラント
  • リー・アボット – ジョン・クラシンスキー
  • リーガン・アボット – ミリセント・シモンズ
  • マーカス・アボット – ノア・ジュープ
  • ビュー・アボット – ケイド・ウッドワード
  • 老人 – レオン・ラッサム

あらすじ

音を出すと“何か”に殺される世界。そこに住む、イヴリンとジョーの一家。

その“何か”はどんな小さな物音さえ逃しません。一瞬でも音を立てると、“何か”に殺されてしまうのです。
手話を使い、裸足で歩き、音を立てないように、息を殺して暮らす一家でしたが、なんとイヴリンは出産を目前に控えていました。

果たして彼らは、無事最後まで沈黙を貫き、生き抜くことができるのでしょうか?!

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町山さん解説。夫婦共演で大ヒット、コスパ最強映画。

上でも触れましたが、監督兼夫役のジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラントは実生活でも夫婦

登場人物もほとんどこの夫婦と子供たちしか出ないということで、とても製作費が安いそうです。

しかし、アメリカで大ヒット!

そのため、コスパ最強映画なんだそうです笑

奥さんのエミリー・ブラントは売れて映画でも見ていたものの、夫で監督のジョン・クラシンスキーにはこれまでヒット作がなかったので、これで町山さんも安心したと仰っていました笑

また、セリフが少なすぎて「字幕翻訳の人、丸儲けだよ」というくらい、しゃべらない映画です。

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『クワイエット・プレイス』は思わず息を殺しながら見てしまう!

映画の冒頭から描かれる荒廃した世界。なぜ世界はこんな風になってしまったのか。

一家は音を立てないようにひっそりと歩き、声を出さないようにするため手話を使っています。なぜ、彼らは音をたてないのか。

詳しいことがわからないまま映画は進んでいきますが、とにかく私たちにわかるのは、音を立てたら“何か”に殺されてしまう、ということだけです。

気づけば映画を見てる私たち自身も、声をあげないように、音を立てないように、映画に見入ってしまうのです。

 

↓ネタバレありますので、ご注意を!

『クワイエット・プレイス』父(リー)の大きな愛

一家には3人の子どもがいますが、末っ子の小さな男の子・ビューは、音の出るおもちゃで遊んでしまい、“何か”に殺されてしまいます。

そのきっかけを作ってしまった長女のリーガンはそのことをずっと悔やみ、そのせいで両親、特に父親・リーから愛されていない、と感じてしまうのです。

リーに対して、時に反抗的な態度をとってしまうリーガンですが、耳の聞こえない彼女のために、リーは限られた材料を駆使して、補聴器を作ろうとしているのです。

また、リーは、“何か”を特に恐れている次男のマーカスと食料を探しに行った時に、彼に必要以上に“何か”を恐れなくていい、と教えます。滝の後ろから大きな声をあげても滝の水音に紛れて“何か”は声に気づきません。その時の二人の気持ち良さそうな顔がとても印象的でした。

“何か”にリーガンとマーカスが狙われて、絶対絶命のピンチに陥りますが、それをヒーローのように助けるのも、また、父親のリーです。

町山さんも仰っていましたが、『クワイエット・プレイス』は父親が熱い(パパ泣き)映画なんです!

『クワイエット・プレイス』「音がない世界」のアイディアに感服

この映画をみている間中ずっと、この世界はなんて音に溢れているんだろう、と感じました。

話すことすら満足にできない中で、常に“何か”に怯え続けなければならず、気づけば私も息をひそめるように、物音を立てないように、映画を見ていました。

また、リーガンが耳が聞こえない、という設定もこの映画を面白くしていると思います。

というのも、彼女は耳が聞こえないので、“何か”が近づいてきても、それに自力で気づくことができません。そして周りも、音を立ててはいけないから、彼女に危険を教えることができないのです。そのせいで彼女に危険が及ぶシーンが何度かあり、その度にハラハラしました。

 

↓ネタバレあり!

 

ついに“何か”が私たちの前に現れ、一家と対峙します。

そこで大きな鍵を握るのが「音」。

最後はガッツポーズをあげて見終えることができる映画です。

『クワイエット・プレイス』は夜中に見る映画を探している人にはおすすめ。

夜中に見る映画を探している人にはおすすめです。

この映画は「静かな場所」で見るのがとても大事です。横で誰かがポテチをボリボリやり始めようものなら、「静かに!!」とつい囁かずにはいられないでしょう。
見終わった後の爽快感、そして、音を出しても大丈夫なんだ!という安心感を得ることができるので、映画を見てスッキリしたい!という人にもおすすめしたい一作です。

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こちらの映画もおすすめです

『クワイエット・プレイス』がおもしろかったという方には、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(レビューはこちら)や『ゲットアウト』もおすすめです。

画像出典: IMDb “A Quiet Place”