『新感染 ファイナル・エクスプレス』の感想。ゾンビ映画は見ない派です!笑

今回は、「アメリカ流れ者」で町山智浩さんが2017年7月に紹介された映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の感想です。

ゾンビ映画は見ない派です。だって、ストーリーがないからw

私はゾンビ映画は見ない派なんです。

というのは、ゾンビ映画って、収束しませんよね?

ゾンビ映画って、ストーリーじゃなくて、舞台ですよね。

ゴールないじゃん!!!

そういうものを見ることにモチベーションが沸かないんです・・・。

ウォーキングデッド

『ウォーキングデッド』がまさにそうで、ゾンビ(ウォーカー)がいる世界という舞台というだけで、あとはそこでの日常が描かれてます。

結局、ゾンビがいる世界の『渡る世間は鬼ばかり』ですよね。ゾンビがいる世界の『サザエさん』と言ってもいいですが。

ストーリーものじゃなくて、日常ものが好きな人には楽しいのかもしれませんが・・・。

 

たとえば、

・なぜゾンビが生まれたのか?
・ゾンビになった友人を助けるために方法はあるのか?
・逃げる場所はどこなのか?

こういうゴールをはじめに提示してくれないと、ちょっと見てられないです・・・。どこが面白いのーー?泣

ヒッチコックの『鳥』

これと似たタイプの映画でヒッチコック監督の『鳥』というのにもがっかりしましたね。ストーリーは、

鳥が急に人間を襲いだす。

というものなんですが、「なぜ?」もないし、その「解答」もないんです。そういう舞台の中で、人間が生きのびるという話なんです。私には興味がもてなくてがっかりしました。

一方で、『サイコ』はめちゃくちゃ面白かったわけです。

女性ばかりが殺害される。霊か?呪いか?いや、ちゃんと犯人がいました!

だからなんです。これが、また霊や呪いで、しかも解決しなくて、そこから逃げるしかできないというんだったら、私にとっては駄作です。

というように、ゾンビ物にはストーリーがなく、ただゾンビがいる世界という舞台設定だけだから、面白くないから見れませんw

はじめから、ストーリーがないと思ってるから、食わず嫌いなのかもしれませんが。良質なストーリーものゾンビ映画が存在するなら教えてほしいです!

 

ロードムービーという分かりやすさ!

by imdb

それでなんですが、良質なストーリーのゾンビ映画・・・・、ありました!!w

もちろん、この『新感染 ファイナル・エクスプレス』です!

これこれ!!

こういうの待ってたんです!!!

あらすじは、

家庭を顧みない仕事人間の主人公ソグ。娘の誕生日にほしいものを聞くと「釜山にいるお母さんに会いたい」という。ダメ父親を返上すべく、娘と釜山行きを決める。しかし、動き出す列車の外では人々がゾンビ化する異様な光景がはじまっていた・・・。それは列車の中でも・・・。

ゾンビ映画が「ただゾンビのいる日常」化していてつまらないと上で書きましたが、まず、それを回避しているところが素晴らしいです。

釜山に行く!

ゴールがはっきりしてますね。英題は「Train to Busan」でもっと分かりやすいです。「釜山に行く」ですからね。いきなりストーリが動き出すのが分かります。

主人公の目的の明確化。ダメ父親映画。

町山さんの説明でもありましたが、「ダメ父親奮闘もの」だと笑。このタイプの映画が多いので、最近は自分に向けて映画作りされてるんじゃないかと話されていましたね笑。

つまり、目的が明確なんです!とうぜん、

娘にとってもっといい父親になること!

ですね。これだけはっきりしていればもはや興味しかないです。どうなるの?どうなるの?いいお父さんになれるの?無事、釜山につけるの?って。

あとは、人間ドラマなんですが、これがまた最高なんです。列車という密室に、ありとあらゆる感動するような役者詰め込んでます!

高校野球チームの集団とアイドル的マネージャー。こわもての悪そうなおじさんと奥さんの美しい妊婦。年老いた親子。エリートらしい傲慢な会社員のおじさん。客室乗務員、運転士などなど・・・。もう泣き所しかない・・・。

by imdb

ゾンビの原因の提示

ゾンビの原因もわからないのも見てられない理由のひとつですが、『新感染 ファイナル・エクスプレス』ではそれもちゃんと説明されます。

ちょっとしたシーンで明かされるのですが、感情が伴っているのですごく伝わるし、いろんなものが繋がっている上手さもあります!

ほんと、ゾンビ映画の「なんでゾンビいるの?説明なしかよー」にちゃんと解答してるんですね。こっちの疑問がちょっとずつ解決してくので、見ていて気持ちいいんですよね。

ほんと作りが丁寧です!

 

韓国映画すごいレベルになってる・・・

韓国映画をけっこう見るようになったのは、以前い感想を書いた『お嬢さん』に驚いでなんですが、これもすごいレベルですね。

それは、上の通り、ストーリーの揉み方でも伝わるかと思います。

もちろんほとんど説明してない全編のアクションシーンも素晴らしいし。

最後にもうひとつあげるとすると、導入部の映像にも引き込まれました。

最初の感染がはじまるシーンで、ヤギが妙な死に方をするんですが、もうそれだけで全編見させる力があるという感じでした。

まだまだ韓国映画、いろいろ漁って見てみようと思いました。

 

あと、ゾンビ映画って他のもこのレベルでいいんでしょうか?和物だと花沢健吾原作の『アイアムアヒーロー』はどうなんでしょうね。わりと評判良かったですが。漫画は途中で読むのやめちゃいました・・・。

これを機に、ゾンビ映画にももう少し手を出してみようと思いました!『新感染 ファイナル・エクスプレス』は申し分なくおすすめです!!