映画『ボヘミアンラプソディ』の感想。楽曲秘話を知るワクワクと、出会い、セクシャリティ、圧巻のライブ!

今回は、「アメリカ流れ者」で町山智浩さんが2018年10月16日に紹介された映画『ボヘミアンラプソディ』の感想です。待ちに待っていた映画だったので、公開初日に新宿ピカデリーにて鑑賞してきました!

町山さんの映画紹介を聞いた人なら分かってることですが、映画『ボヘミアンラプソディ』は、ロックバンドQUEENのサクセスストーリー”だけ”の映画ではないです。もちろん音楽的なカタルシスもたくさんあるんですが、それだけだと思うと驚くかもしれません。

映画『ボヘミアンラプソディ』は、ボーカル:フレディ・マーキュリーのセクシャリティの物語でもあるからです。

映画『ボヘミアンラプソディ』のあらすじ

by imdb

オープニングは1985年のチャリティーコンサート「ライブエイド」の舞台裏、フレディ・マーキュリーが登場する後ろ姿から始まる。映画は、ここまでのフレディ・マーキュリーとQUEENの道のりを見せる物語になっている。

時間はさかのぼって、主人公は、まだ大学生のフレディ・マーキュリー。
大学生の彼が、学生バンド「スマイル」に「良かったよ」と伝えるところから始まる。「スマイル」には、ギター:ブライアン・メイとドラム:ロジャー・テイラーがいて、これがのちのQUEENとなる。

映画はざっくり分割すると、3部に別れていると言えると思う。

序盤は、QUEEN結成から成功して世界中にツアーで回るというサクセスストーリー
中盤は、フレディのセクシャリティの悩みとバンドメンバーとの分裂
ラストは、チャリティーコンサート「ライブエイド」のシーン!!

 

映画『ボヘミアンラプソディ』のカタルシス!

映画『ボヘミアンラプソディ』のカタルシスは、何と言っても、QUEENの曲がかかりまくることだろう。誰もが知ってる曲ばかりだから、その曲のスタジオ作成シーンはもうそれだけで感動してしまう!笑

20世紀フォックスがQUEENブライアン・メイ的なギター!

まず、映画が始まる前の20世紀フォックス。昔のスターウォーズでおなじみのあれなんですが、あの「パッパラパー、パラパラパラ、パッパラパー」のラッパのはずが、QUEENブライアン・メイ的なギターで始まります!

これだけで、一気にこころを掴まれてしまいますね!!!

『ボヘミアンラプソディ』制作の裏側!

映画タイトルにもなってるQUEENの代表曲『ボヘミアンラプソディ』の制作裏側が見れます!

「オペラをやる!」というフレディ・マーキュリーと、「そんなのだれも望んでない」と反対するレコード会社のプロデューサー。ボヘミアンラプソディができていく過程が見られるのは堪りませんよ!!

プロデューサーは完成品を聞かせても、「長すぎる。ラジオでかからない。シングルカットはできない」と反対する。ここで面白かったのはプロデューサーが、

そもそも、ビスミラってなんだ?

と聞くんですよね。『ボヘミアンラプソディ』の歌詞を覚えた人ならわかるあのフレーズです。

これって、英語圏の人でも意味わからなかったんですね!w
こっちも、意味わからないけど、必死で覚えてましたが、同じだったんだ!ww

ここでブライアン・メイが、萩本欽一よろしく、

聞いちゃダメ

的なことを言うのも面白かったですw
たしかに、アートの意味を聞くほど野暮なことはないですからね~。

まだまだある、QUEEN楽曲誕生シーン!

有名曲だらけだから、この一曲一曲の誕生シーンがたまらないわけです!

We Will Rock You』の誕生シーン。
あんな感じでできたんだって、もう発明です!
ファンには有名なのかもしれないですが、ここは見てのお楽しみで!!

そして、『Another One Bites the Dust
みんながやる気になってないときに、ベースのジョンがひとり引くわけです!
そして、流れるあの低音・・・・

わーーーーー!!!

まだ、この曲があったかーーーーーー!!!!!!

って、もう大興奮ですよ!!

映画『ボヘミアンラプソディ』から学べること

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映画『ボヘミアンラプソディ』では、フレディ・マーキュリーをはじめ、QUEENのメンバーや、かかわる人たちの半生を見せるわけなので、そこには学べることもたくさんあります。

人生は出会いで決まるということ

バンドメンバーとの出会い

大学生時代のバンドが世界的なバンドになってしまうなんて、こんな因果なことって、とても不思議に感じました。

日本のバンドでも、中学くらいのメンバーでそのまま成功してしまうなんてありますよね。お笑い芸人のコンビなんかもそうだったりします。

だとしたら、才能ってなんだろうと思いますね。

それよりも、出会いの方が大きいのかもしれませんね。それによって人生は決まるのではと思わされます。

恋人メアリーとの出会い

映画では、フレディ・マーキュリーの奥さんとなるメアリーとの関係も重要な点なのですが、彼女の出会いも本当にひょんなところで。フレディが、彼女の着てるコートをほめるという。しかも、それは一見ナンパなのかと思うのですが、自分のファッションとして見ているんです。

この距離の縮まり方が本当に素敵だと思ったんですが、メアリーはその変とも思われかねない女性の服を選ぶフレディのことを、いやだと思わない。むしろ、協力したいと思うという距離感。

素敵でした。

売れるためのヒント:博打に出ている

クイーンが世に出るきっかけになったシーンは興味深いです。
これは、世に出たいと思う若者すべてのヒントになるのでは?

音楽の才能はあった。でも、ライブハウスを回ってるだけでは拉致があかない。

そこで、CDをだすことを提案する。
しかし、お金はない。
そこで、バンドの財産でもある、バンドワゴンを投げうることをフレディは提案する。

そこでスタジオを借りて(異常なw)CD製作をしたことがきっかけで、レコード会社から声がかかるのですが、この行動がQUEENがデビューするきっかけになります。

才能がなければ引っかからないのは確かですが、こういう行動をしないことには、挑戦したことにもならない。

博打を打つ、賭けに出るって自分たちを売るのに大切な行為だと思いました。

若者はぜひ挑戦してください!

映画『ボヘミアンラプソディ』とQUEENに対する偏見のようなもの

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フレディ・マーキュリーのセクシャリティへの理解のなさ

ちょっと僕とQUEENの出会いを思い出してみると、中学生になった90年代、フレディーマーキュリーがちょうど亡くなった頃からになる。当然のようにクイーンの曲は耳に残って、洋楽に目覚め始めたころにひっかかるバンドでした。

そのころに友人に「QUEENの曲っていいよね」という話をしたときに覚えているのが、少しそういうバンドなどの知識ある友人の一人が、「フレディーマーキュリー見たことある。あんな格好だよ?笑」と笑いものにしたんですよね。僕もバンドは変な格好をする人も多かったから、それを見てたしかに変な格好だなと思っただけでした。

でも、町山さんの解説をきいたり、この映画をみて、「あれはハードゲイの格好」だと知りました。

ただ、当時は世界的にもマイノリティのセクシャリティに関して理解はなかったと思うし、それが普通の反応だったのかもしれないですね。

この映画の中盤は、フレディ・マーキュリーのセクシャリティの問題が描かれますが、そういう理解が深まってる今という時代だからこそ映画化できたということもあるのかもしれませんね。

QUEENは日本でヒットしたから売れた?

もうひとつ僕がなんとなく聞いていたクイーンのことととして、「日本でヒットしたから世界で売れた」というものがありました。

映画でも、駆け出しのクイーンを、イギリスの次にはライブで日本に行かせるという話が出る。ただ、これはプロモーション戦略のよう。

70年代の日本はまだバブルの前の感じだとは思うけど、来てるという世界の感じはあったのかな?今の中国みたいな感じで、日本にもお金が集まってきていてプロモーションの大事な国になっていたようだけど。

「日本でヒットしたから世界で売れた」というのは、ちょっと言いすぎで、日本はこういうのを好きだけどちょっとまちがってそうですね。

ただ、Wikipediaを見てみたら、1975年当時の日本でのQUEENの熱狂はほんとみたいでした。

≫ 「クイーンと日本の関係」(WIkipedia)

 

映画『ボヘミアンラプソディ』ラストの圧巻のライブエイドシーン!

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そして、ラストはオープニングでもあった20世紀最大のコンサートイベント「ライブエイド」のシーンへと繋がります!

紆余曲折があってこのシーンを見るとたまらないですね~~

日本の映画館はしゃべるのが禁止ですが、あのシーンでみんなが静かに見てる映画館の状況はある意味シュールでしたねw

映画『ボヘミアンラプソディ』の応援上映もある映画館もあるようなので、ライブ好きの方はぜひそういう上映に行くと、より楽しめそうでした。

また、「ライブエイド」の映像はYoutubeにもあるので見ることができますよ~。ほんと、再現されてました。

という訳で、今回は映画『ボヘミアンラプソディ』の感想をお届けしました。QUEENのことがさらに好きになる映画でした!